第161章 会食

工藤達央に酒を注がれ、それを飲み干してから、ようやく皆は椅子へ座り直した。

「お姉ちゃん、小山部長。私、社長秘書になりたいです。どうか許可してください!」

中山美由が待ちきれないとばかりに切り出す。

「安心してください。絶対にちゃんとやりますから」

その言葉に、中山紗奈と小山茜はそろって固まった。

まさか美由が、そこまで工藤達央の秘書になりたがっているとは思わなかったのだ。

社長秘書は一見ラクそうに見える。だが実際は激務だ。しかも一度秘書になれば、キャリアの幅は狭まり、昇進の道もほとんど閉ざされる。

「あなたには向いてない」

小山茜がきっぱり言い切った。

「なんでですか?」...

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